「自動車保険はいつ見直せばいい?」
「自動車保険を見直すときは何をポイントにすればいいのだろう」
このように思ったことはありませんか?
自動車保険を見直すタイミングとしては、保険期間が終了する前になるのが一般的です。保険期間が終了する前に、自動車保険を見直すことで、自分にとって最も有利な保険料に設定できるでしょう。
本記事では、自動車保険を見直すタイミングと、見直しの際の5つのポイントを紹介します。
それぞれのポイントを考慮して、自分に最も有利な保険料に設定しましょう。
自動車保険を乗り換えようか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。
自動車保険の見直しは更新時がおすすめ
結論、自動車保険を見直すなら更新の時期をおすすめします。
自動車保険は1年契約のため、契約更新のタイミングで見直しをおこなうとスムーズです。
1年経過すれば、契約時とは状況が変わっている可能性も考えられます。不要な補償や特約を解約するなど、契約内容を見直せば保険料を節約できるかもしれません。
なお、満期を待たずに自動車保険を乗り換える場合、等級アップが遅くなることもあります。期間中に事故を起こさず翌年の等級がアップする予定でも、乗り換え先の契約では現在の等級が適用されるためです。
反対に等級がダウンする場合は、満期日前に乗り換えると等級を下げられて乗り換え先の契約がスタートしてしまいます。満期日を待ってから契約すれば、等級がダウンする時期を遅らせることが可能です。
ただし、保険会社や運転者の年齢などによっては、満期日を待たずに保険会社を乗り換えたほうがいい場合もあります。
契約内容や保険料を見比べながら、満期日を待つかどうかを決めましょう。
自動車保険見直しの参考にしたい5つのポイント
保険を見直すときには、以下のライフスタイルや車の使用状況を参考にしましょう。
- 年齢
- 家族構成
- 車種
- 使用目的
- 走行距離
それぞれ解説します。
ポイント1.年齢

まずは、年齢条件を確認しましょう。
自動車保険を契約する際には「年齢条件」を設定します。若いうちは事故の発生率が高く、保険料も高めに設定され、年齢を重ねる度に保険料は安くなります。
たとえば「年齢制限なし」で契約していて子どもが21歳になった場合で考えてみましょう。もし運転者の年齢を「21歳以上」とすれば、そちらへ乗り換えたほうが保険料の割引率が大きくなります。
なお、保険料の年齢条件には、以下のような区分があります。
- 年齢の制限なし
- 21歳以上
- 26歳以上
- 30歳以上
- 35歳以上
契約している保険会社の年齢条件と家族の年齢を見直して、年齢条件を厳しくして保険料を安く抑えられないか確認してみましょう。
▶自動車保険の年齢による保険料の変動について知りたい方はこちら
ポイント2.家族構成
家族構成に変化があった場合も、見直しをおこなうのがおすすめです。補償の対象者が変わり、保険料を抑えられるケースがあります。
そのためには「運転者限定特約」のチェックが必要です。運転者限定特約では、以下のように運転者を制限することで、保険料を割引きます。
- 運転者の限定なし:誰でも運転可能
- 家族限定:本人・配偶者・同居の親族・別居の未婚の子
- 本人・配偶者限定:本人・配偶者
- 本人限定:本人のみ
運転する人が少なくなるほど、保険料が安くなります。
例えば、子どもが独り立ちして家族が夫婦のみになった場合、運転者を「本人・配偶者限定」とすれば保険料の割引率が大きくなります。
家族構成が変化した場合、運転者限定特約の契約内容を変更できないかをチェックしてみましょう。
ポイント3.車種
車の買い替えなどにより車種が変わった場合も、契約を見直してみましょう。
自動車保険は型式別料率クラスによって、以下の車種を対象に保険料が異なります。
- 自家用普通乗用車
- 自家用小型乗用車
- 自家用軽四輪乗用車
なお、型式別料率クラスとは、事故の頻度や被害の程度などのリスクを自動車別にクラス分けしたものです。自動車の形状や性能によって事故のリスクが異なるため、保険料に区分を設けています。
たとえば、高級車やスポーツカーは型式別料率クラスが高く設定されています。盗難されやすく、修理費も高くなる傾向にあるためです。
車種によって保険料は異なるため、運転する車が変わった場合は、保険料にどのくらい変化があるのかも確認してみましょう。
ポイント4.使用目的
車の使用目的が変わった際も、見直しが必要です。自動車保険では、契約前に車の使用目的を以下のように申告します。
業務使用 | 1年を通して月15日以上、業務で使用する場合 |
通勤・通学使用 | 1年を通して月15日以上、もしくは週5日以上、通勤や通学で使用する場合 |
日常・レジャー使用 | 業務使用、通勤・通学使用ではない場合 |
「業務使用」で保険料が最も高額になり、「日常・レジャー使用」で保険料が最安になります。
引っ越して車を通勤や通学で使わなくなった場合などは、使用目的を変更し、保険料を抑えましょう。
ポイント5.走行距離

ライフスタイルの大きな変化や車の買い替えなどをしていなくても、走行距離によって保険料が抑えられるケースがあります。
なお、走行距離と保険料の関係は以下のとおりです。
- 走行距離が短い:事故のリスクは低く、保険料も安い
- 走行距離が長い:事故のリスクが高まり、保険料も高い
一例として、年間の走行距離によって以下のように変わります。
年間の走行距離 | 年払いの保険料 |
3,000km以下 | 28,660円 |
10,001km~12,000km | 40,190円 |
20,000km超 | 50,640円 |
参考:三井ダイレクト損保
走行距離は、総走行距離を測るオドメーターか、区間走行距離を測るトリップメーターをチェックします。保険会社によってどちらのメーターを見るかが異なるので、契約している保険会社に確認してみましょう。
自動車保険を見直すときは比較をする
多くの会社が自動車保険を提供しているなか、自分に最適な保険会社を選ぶためには、見積もりが欠かせません。同じ補償内容でも、保険料に差が生じるケースがあるためです。
価格.comのようなサイトをはじめ、電話でも簡単に比較・見積もりができるサービスがあります。車両や希望する補償を選んで比較や検討が可能なので、ぜひ利用してみましょう。
まとめ
自動車保険は、更新時期の見直しがおすすめです。満期日の前に新しく保険を契約すると、ノンフリート等級に影響する恐れがあります。
なお、見直しの際に注目したいポイントは以下の5つです。
- 年齢
- 家族構成
- 車種
- 使用目的
- 走行距離
上記のいずれかに変化があれば保険料を節約できる可能性があるので、契約内容をチェックしてみましょう。